原著論文以外で業績を作る
ポスター発表
ポスターの配布資料の作成
ポスター会場では、来場者に持ち帰ってもらうための資料を置いたり、
自分の連絡先などを手渡したりすることができる。
配付資料は、自分の研究が広まるきっかけにもなるので、積極的に活用するとよいが、
その内容には十分留意する必要がある。
配付資料(handout)作成のポイント
- 個々の内容や細かいデータではなく、一般的な情報を提供する。
- 興味がある人達には別途コンタクトしてもらえばよいため。
- ポスターの配布資料と論文で同じデータを用いることを
二重投稿とみなすジャーナルもあるので、詳細情報は入れない方が無難である。
- 配付資料作成の時間がない場合は、抄録やポスターの短縮版のコピーを配布資料にしてもよい。これらは既に公表済の情報なので再配布しても問題はない。
- ただし、その後、論文化する時には、Acknowledgementに
"Presented in part as a poster at 学会名、場所、年月(具体的に記載する)"
のように記載するのを忘れないようにする。 - ポスター、配布資料の作成にあたって研究費を受けている場合は、
ポスターと配付資料の両方に、必ずその旨を記載する。 - 企業が研究費の(一部でも)負担をしている場合、
ポスターにその旨を記載するのはもちろん、ポスターが企業や製品の広告に
使用していると誤解されるような書き方になっていないか確認することが重要。